ビールやウイスキーのイメージが強い英国。
しかし最近、市場ではイングリッシュワインが存在感を強めています。
英国は歴史的にワインの一大消費国ですが、商業的なワイン造りは長い間行われませんでした。それは、寒冷な気候ゆえワイン用ブドウを安定的に収穫できなかったからです。
しかし20年ほど前から状況が変わり、今では完全なゲームチェンジャー。
この10年ほどで、イングリッシュワインは飛躍的な進化を遂げています。特にイングリッシュスパークリングワイン(ESW)は、ブラインドテイスティングの品評会でシャンパンを抑えて何度も優勝しているほど。
最大の要因は地球温暖化による気温上昇で、英国でもめでたくぶどうが熟すようになりました。現在の英国南部の気候は、かのシャンパーニュ地方の1970~90年代の気候と似ていると言われています。
また、その土壌も然り。英国南東部には、シャンパーニュ地方と類似した白亜石灰質の土壌が広がり、良質なぶどう栽培に適した条件が整っています。
さらに、まだ若い産業ゆえ、競合するワイナリー同士が互いに助け合いながら、切磋琢磨して全体としてのクオリティを底上げしてきたことも要因と言えるでしょう。
このページでは、そんなイギリスのワイナリーの中から、私が実際に訪れた作り手さんの情報やワインについてご紹介して行こうと思っています。ほとんどのワイナリーはカントリーサイドに位置するので、併せて周辺の村など観光情報もお伝えする予定です❤
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